フランス大統領選挙終了! これから気になる2017年の政治イベント4選

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こんにちは!FX SQUARE編集部の葉月です。

2017年5月8日、フランス大統領選挙が実施され、開票の結果、第25代大統領はマクロン氏に決定しました。

2016年11月のアメリカ大統領選挙が事前予想と違う結果になったことから、今回も同じことが起こるのではと、市場では慎重な見方をしていた人が多かったように思います。

今年の流れを決める一因ともなった今回のフランス大統領選挙ですが、2017年はそれ以外にも政治イベントが目白押し!

これから年末にかけて何があるのか、どのタイミングが注意すべき時なのか、注目のイベントをまとめてみました。

引き続き一喜一憂? まだまだ続く欧州イベント

5月 19日 イラン大統領選挙
26日〜27日 G7サミット(イギリス)
6月 8日 イギリス解散総選挙
11日、18日 フランス国民議会選挙
7月 7日、8日 G20サミット(ドイツ)
9月 24日 ドイツ連邦議会選挙

2017年には欧州を中心に選挙が数多く実施されます。

上記のイベントの中で特に注目のイベントを見てみましょう。

2017年5月 イラン大統領選挙

2013年に就任した保守穏健派のロウハニ大統領は再選を目指すものと思われます。

Rowhaniハサン・ロウハニ image by flickr

ただ、経済制裁を解除した米国が政策変更を行い、再びイランに対して経済制裁を発動した場合、強硬派のライシ氏が大統領候補として有力になり、中東の地政学リスクを高める危険があります。

また、イランは、イスラム教シーア派最高指導者ハメネイ氏の許可がないと大統領選挙に出馬できません。そのため、ある程度ハメネイ氏の発言内容に沿った選挙活動をしなければならないと考えられおり、ハメネイ氏の動向にも注目が必要です。

もともとイランは、シリア内戦問題にも関与しているといわれているため、強硬派が勝利した場合、中東情勢が悪化しかねません

2017年6月 イギリス解散総選挙

2017年4月、イギリスのメイ首相が、6月8日に総選挙を実施する方針を発表しました。

Mayテリーザ・メイ image by flickr

この選挙では、EU離脱交渉をどのように行っていくのか改めて国民に問うことになります。

イギリスにはまだ、EU離脱の撤回を求める人たちがいますが、今回の解散総選挙によってEU離脱が撤回される結果になる可能性は低いとみられています。

イギリスにとって現状決まっていることは、「2019年にEUを離脱すること」のみで、各国との交渉などは全てこれから決めていかなければなりません。

EU離脱交渉を優位に進めたいメイ首相と、これ以上離脱する国を増やさないために、単一国となるイギリスにメリットを受けさせたくないEU側との交渉となるので、交渉は難航すると予想されます。

2016年に引き続き、6月はポンドの急な動きに注意が必要です。

2017年6月 フランス国民議会選挙

大統領選が決着したことで、世間の注目は6月に行われるフランス議会選挙へと移ります。

Macronエマニュエル・マクロン image by flickr

今回大統領となったマクロン氏が率いる独自政党「前進!」(新政党名:共和前進(REM))はフランスの全ての選挙区で候補者を立てる言われています。

マクロン氏が選挙活動中に掲げた政策をスムーズに実行するためには、国民議会で過半数の議席を取ることが必要です。そのため、どこまでマクロン氏の政党が議席を取れるのかが、マクロン氏議会運営のカギになると言えるでしょう。

マクロン氏の政党がある程度の議席数になれば、安定した議会運営が期待できることから為替にはプラスになり、円安要因になると予想できます。

逆に議席が少ないようだと、議会運営が困難になると予想され、リスク回避から円高要因になると予想できます。

2017年9月 ドイツ連邦議会選挙

ドイツのメルケル首相は、長く70%前後という高い支持率を維持してきました。

Merkelアンゲラ・メルケル image by flickr

ところが、ドイツ国内でテロ事件や暴行事件が続いたことで、移民政策に対する不満が大きくなり、支持率は急速に低迷し、2016年の議会選では、メルケル首相率いる「キリスト教民主同盟(CDU)」の得票が伸び悩むこととなりました。その一方で、2013年に立ち上がったばかりの政党、難民支援の削減を訴える「ドイツのための選択肢(AfD)」が大きく躍進することになりました。

今回の議会選挙では、EU離脱の国民投票を公約に掲げるAfDが国政へ進出する可能性もあり、フランスと同じように極右ポピュリズムが台頭しつつあると言えます。

9月の議会選挙までに、このAfDの支持が増えるにつれ、ユーロ圏の政治的不透明感は増すと考えられます。

まとめ

昨年の英国のEU離脱やアメリカの大統領選挙、2016年はまさかと思う結果が多かったこともあり、今年に行われるイベントに関しても、事前予想を覆す結果になるのでは?という疑念がマーケットには常に漂っているように思います。

今年は「欧州の選挙イヤー」とも言われている1年で、依然として欧州を取り巻く移民問題の中、EUからの離脱を掲げる極右政党が躍進したりと、為替相場には神経質にならざるを得ない展開が続きそうです。

どんな相場になっても対応できるよう、期待過剰の予想やトレードではなく、ニュートラルな目で判断することを心がけましょう!