【FX用語】通貨ペアとは? わかりやすく解説してみました

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FXでは、異なる2つの通貨を交換して利益を上げてきます。通貨ペアとは、FXで交換される2つの通貨の組み合わせのことです。

FX会社のホームページや、実際の取引画面を見ると、以下のような表示が目に入ると思います。

チャート上の通貨ペア image by investing.com

画像の中の左上に、青い枠で示した部分が通貨ペアです。

通貨ペアと通貨コード

通貨ペアは、「USD/JPY」「EUR/JPY」などといったように、2つの通貨コードと「/(スラッシュ)」で表されます。

通貨コードとは、国名と通貨名を3つのアルファベットで表したものです。たとえばUSDは「米ドル」、JPYは「日本円」を表しています。つまり、「USD/JPY」は、「米ドル」と「日本円」の通貨ペアだということです。

なお、FXでは日本円の絡まない「EUR/USD」「GBP/USD」などといった通貨ペアを取引することも可能です。私たちが日本人だからといって、必ず右側に「JPY」が来る必要はないということです。

通貨ペアの見方

通貨ペアにおいて、「/」の左側に書かれる通貨は購入の対象となる通貨で、右側に書かれるのは支払う通貨です。

つまり「USD/JPY」の通貨ペアで取引するということは、左側にある「USD」を右側にある「JPY」で買うということになります。

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正式には「/」の左側に書かれる通貨は「主軸通貨」、右側に書かれる通貨は「決済通貨」と呼ばれます。余裕があれば覚えておきましょう。

取り扱える通貨ペア数はFX会社ごとに異なる

私たち個人トレーダーがFXのトレードを行う場合、FX会社を選んで口座を開設することになりますが、FX会社によって取り扱える通貨ペアの数は異なっています。

「米ドル/円」「ユーロ/円」「英ポンド/円」「カナダドル/円」「スイスフラン/円」などの取引量が多いメジャーな通貨ペアはほぼ全てのFX会社で取り扱いがありますが、マイナーな通貨ペアは会社によって取り扱いの有無が異なります。

数あるFX会社の中には100以上の通貨ペアを取引できるところもありますが、逆に10程度の通貨ペアしか取引できないところもあります。

これからFXを始める方で、何か理由があってマイナーな国の通貨を取引したいと考えている場合は、自分が利用しようとしているFX会社でその通貨が取引できるかどうかを予め確認しておきましょう。

通貨ペアに関するちょっとしたトリビア

これは重要なことではないので特に覚える必要はありませんが、通貨の世界には昔から格付けという概念があります。

簡単に言ってしまうと、通貨によってランクの高いものと低いものとがあるということですね(この格付けが通貨そのものの価値の高さを表すわけではありません)。

通貨の格付けにおいて最上位に立つのは、かつて世界の海を制したイギリスです。それに続いて、英国連邦に加盟している国や地域の通貨、またはイギリスを宗主国としている国の通貨は必ず主軸通貨になります。(ユーロが含まれる場合は例外)

たとえば、現在、世界の基軸通貨は米ドルですが、基軸通貨が英ポンドから米ドルに移ったからといって、英ポンドに対して米ドルが主軸通貨になることはありません。

英ポンドと米ドルの通貨ペアは未だに「GBP/USD」です。また、英国連邦に属しているオーストラリア、ニュージーランドなどの国の通貨に対しても、米ドルは決済通貨になります。

ちなみに、私たち日本の「円」はどうかというと、残念なことに格付けはかなり低くなります。

というのも、通貨の格付けは大航海時代(15世紀~17世紀)に生まれた概念なので、長きにわたって鎖国耐性をとっていた日本は上位に食い込むことができなかったのです。

その証拠に、通貨ペアの一覧表を見てみればわかりますが、メジャーな通貨ペアの中で、日本が主軸通貨になっている通貨のは1つも存在しないのです。

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