円高・円安とは? 初心者にもわかりやすいように優しく解説してみた

yendaka-yenyasu

FXに限らず、株や不動産にも影響を及ぼす、円高・円安。

ニュースや新聞にもよく出てくる言葉ですね。

FXを理解する上では必須の概念なので、まだよく呑み込めていないという方はこれを機に覚えておきましょう。

円も普通の商品と同じように、需要が高ければ値段が上がる

結論から先に言うと、

円高とは、円の価値が高くなること
円安とは、円の価値が低くなること

を意味します。

では、なぜ円の価値が高くなったり低くなったりするのか。これはスーパーのキャベツの値段が上がったり下がったりするのと同じ理屈です。

ありあまるキャベツありあまるキャベツ image by flickr

天候に恵まれず、キャベツの生産量が下がれば、キャベツ1個あたりに対し欲しいと思う人の数が多くなるので、キャベツの値段が上がります。逆に、天候に恵まれ、例年に比べてたくさんのキャベツを生産できれば、「そんなにいらないよ」ということになるので、キャベツの値段は下がります。

通貨の場合もそれと同じで、世界中の人が円を買えば円の価値は高くなるし、逆にいらないと思って売れば、円の価値は下がります。要は需要と供給のバランスです。

例えば「ちょっとアメリカの景気が悪いな。今は安定している円を買って持っておいた方がよさそうだ」という風に、世界経済や情勢によって通貨の需要は日々変わっています。

ちなみに、円高・円安という言葉は一般的にドルに対して使われるものです。ポンドやユーロなどの通貨に対しては、あまり使いません。

円高・円安のよくある勘違い

テレビのニュースなどで、こんな報道を見聞きしたことはないでしょうか。

「今日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル100円50銭、昨日に比べ1円の円安です」

聞いたことがない、という人もいるかもしれませんが、実は、このような報道は毎日行われています。

さて、この報道を聞いて皆さんはどのようなことを想像しますか?

「円安になったのだから、円の価値が下がったってことだろう」

そう思った方は正解です。

でも、ここで1つ気をつけたいことがあります。

それは、「昨日はいくらだったか?」ということです。

「今は1ドル100円50銭。昨日から1円安くなったんだから、昨日の円相場は1ドル101円50銭だったってこと?」

そう思った方は……不正解です!

この場合、「昨日は1ドル99円50銭だった」が正解になります。

なんで値段が高くなったのに円「安」?

なぜ image by flickr

「数字が大きくなったのに円安?」

そう混乱する人もいるかもしれませんが、これは、物々交換に置き換えて考えてみるとわかりやすいかもしれません。先ほどの報道の例も、次のような言い方をすればわかりやすいでしょう。

「昨日なら99円50銭を渡せば1ドルと交換してもらうことができたのに、今日は100円50銭渡さないと交換してもらえなくなった」

つまり、1ドルを手に入れるのに昨日よりたくさんの円が必要になった=昨日に比べ円の価値が下がった=円安になったということです。

逆に、1ドル100円50銭だった円相場が、次の日99円50銭になったら、「1円の円高」となります。

ややこしいけど、こういう仕組みになっていたんですね。

FXのチャートで見た場合

1ドルが値上がりすると、円安。1ドルが値下がりすると円高。これはチャートを見る場合でも同じです。

(キャプション、「yjfxのチャート、日足:ドル円」など。円の値段のところに上向きのやじるしを入れる。やじるしで結ばれる数字を枠で囲う。)

画像中の赤枠で示している数字はドルに対する円の値段です。この数字が大きくなるとチャートが右肩上がりになりますが、これも先ほどと同じで、1ドルを交換してもらうのに必要な円が増えた=円安になったということになります。

円安になるとチャートは右肩上がりになる。逆に円高になるとチャートは右肩下がりになる。これを覚えておきましょう。