pips(ピプス)の意味正しく理解してますか? 絶対にわかるように解説します

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こんにちは、FX SQUARE管理人の星野です。

みなさん、元気にFXしてますか?

今回はFXを語る上で欠かせない、pips(ピップス)について簡単に、わかりやすく説明してみようと思います。

pipsってどんな意味?

pipsってどういう意味でしょう。インターネットで検索すると、いろんな情報があふれかえっていて、「これが正解」という答えになかなかたどり着けません。

ズバリ言うと、pipsとは流通しているその通貨の最小単位の100分の1を意味します。これ以外の意味(例えば取引するレートの最小単位とか)は、誤った知識と思って間違いありません。いったん忘れてしまいましょう!

googleのpipsの検索結果の画像Googleでpipsの意味を検索すると…… この解説は大嘘。pipsはレートの最小単位ではない。しかも「percentage in points」の略であり、サイコロとは関係ない。Googleさんしっかりして!

では、きちんと理解したいただけるよう解説しますね。

たとば円という通貨は、1円を最小単位として流通しています。pipsはその100分の1を意味するので、円におけるpipsは、0.01円を意味します。

また、米ドルという通貨は、1セントを最小単位として流通しています。1ドル=100セントですので、米ドルにおけるpipsは0.01セント=0.0001ドルとなります。

このようにpipsは通貨によって変わります。このあたりが「pipsってわかりにくい!」という印象を持たれてしまう原因でもあります。

でも大丈夫。この2種類しかありません。2種類なら覚えられそうですよね!

円で決済する通貨ペアの1pipsは小数点第2位!

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まず初めに、円が右側にくる通貨ペアの1pipsは小数第2位という風に覚えましょう。例えば「米ドル/円」「ポンド/円」などです。

同じ米ドルを円で決済する通貨ペアでも「ドル円」「USDJPY」「米ドル/円」などさまざまな表記方法がありますが、どの場合でも右側に来る通貨を決済通貨といいます。

ですので、言い換えると決済通貨が円の場合小数第2位が1pipsという言い方もできます。覚えやすい方で覚えてください。

たとえば、ドル円相場で1ドル=110.562円で買いエントリーしたとします。売値110.578円になったときに決済したら「1.6pipsプラスの決済」となります。

0.01円が1pipsなので、0.016円の値動き=1.6pipsの値動きというわけですね。

また1円は、今では流通していない「」という通貨の単位が100個集まってできる単位なので、

1pips=1銭

という考え方もできます。

ただ、あまり難しく考えるとこんがらがってしまうので、とにかく、円が右側に来る通貨ペアでは小数点第2位が1pipsなのだと覚えておきましょう。余裕がある人は1pips=1銭まで覚えておいてください。

米ドルで決済するペアの1pipsは小数第4位!

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では、右側が円でない場合はどうでしょうか?

ポンド、ユーロ、スイスフラン等々、様々な通貨がありますが、すべての通貨は大体、米ドルを使って取引します。

米ドルで考えたときの1pips=0.0001ドルなので、右側がドルの通貨ペアの場合小数第4位が1pipsと覚えることができます。

例えばユーロドル相場で1ユーロ=1.52312ドルで買いエントリーし、売値1.52111ドルで決済したら、「20.1pipマイナスの決済」となります。もうお分かりですね。

 

このように通貨ペアの右側が円なのかドルなのかによって、1pipsを小数第何位で見ればいいのか判断できます。結構覚えやすいんではないでしょうか?

通貨ペアの中には右側に来る通貨が円でもドルでもない場合もありますが、我々日本人がそのペアで取引するメリットはほぼないので、考える必要はありません。

pipsが役立つ場面

では、pipsを使うことのメリットについても触れてみましょう。

自分のトレードを正しく分析することができるようになる

たとえば、ある日のドル円相場で10万通貨で取引をして1万円稼いだとします。

次の日になって資金が増やし、今度は20万通貨で取引をして1万円稼いだとします。

どちらも稼いだ額は1万円で同じです。しかし、この2つの取引には違いがあります。その違いは、エントリー時の値段と決済した値段の値幅(=獲得pips)です。

ドル円相場なら、10万通貨で1万円の利益を出すには、10pipsをプラスしている状態で決済する必要があります。1ドル100.00円の時に買ったとすれば、売値100.10円になったときに決済すると、獲得pipsは+10pipsなります。

そして、20万通貨で1万円の利益を出すのに必要な獲得pipsは+5pipsです。資金が多ければ多いほど、少ないpipsで多くの金額を出すことができるのです。

また、10pips獲得するトレードと、5pip獲得するトレードの難しさは異なります。基本的に、獲得するpipsが多ければ多いほど難易度は上がります。多くの時間が掛かり、チャンスも少なくなります。

ですから「1万円稼いだ」と一口にいっても、どれくらいの資金で、どれくらいのpipsを獲得したのかわからなければ、そのトレードをきちんと評価することができません。

勝ち負けはかならずpipsで考えるようにしましょう。

トレードノートの画像トレードノート トレードの度に取引通貨数、獲得pips、反省点などを記録したトレードノートをつけることも有用

pipsを記録するようにすれば、そのトレード手法がどれくらいの期間でどれくらいの利率を出せるかなどがわかります。

そして自分の資金が変わっても同じトレード手法を続けることで、同じ利率で収益を上げ続けることができるのです。

「pipsじゃいくら稼いだかがわからないじゃないか」と思う人がいるかもしれませんが、FXにおいて収益の額面というのは重要ではありません。

額面に捕らわれれば捕らわれるほど、大きい金額になったときメンタルを安定させることが難しくなり、結果負けトレードが増えてしまいます。

資金量が違う人同士の会話が成立する

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上記の分析と同じ考え方になりますが、pipsを使うことでトレーダー同士の会話をより簡潔に成立させることができます。

たとえば二人のトレーダーがこんな会話をしていたとしましょう。

A「今週は10万円稼ぎました」

B「へぇ、俺は今週100万円稼いだよ」

これだけ聞くと圧倒的にBさんの方がすごいですよね。しかし、実はAさんは100万円の資金でトレードしていて、Bさんは1億円の資金でトレードしていたとしたらどうでしょう?

100万円の資金で10万円利益をだすと10%のプラスですが、1億円の資金で100万円利益をだすのは1%のプラスです。

レバレッジ25倍ですべての資金を使って取引したとして、利益をpipsで換算すれば、Aさんの獲得pipsは40pips前後。Bさんの獲得pipsはわずか4pips前後です。(前後と書いたのはその時のレートによって変わるため)

これを踏まえて、さっきの会話をpipsに変換すると

A「今週は40pipsプラスでした」

B「へぇ、俺は今週4pipsプラスだったよ」

という風になります。この会話を聞いた周囲のトレーダーはBさんには目もくれず、Aさんのトレード手法を知りたいと思うことでしょう。

全ては勝てるトレーダーになるために

pipsを使うことは様々なメリットがありますが、それらはすべて、pipsを理解できている=トレードというものを正しく理解できているからこそのメリットです。

FXで勝ち続けるためには、トレードについてきちんと理解し、設定したルールを守って勘に頼らないトレードをすることが何より大切です。

ですから、pipsを理解することは勝てるトレーダーにためには必須です。

まずは、円が右に来る通貨ペアは小数第2位が1pips、ドルが右側に来る通貨ペアは小数第4位が1pipsということを覚え、損益をpipsで考える癖をつけましょう!