トレードルールが守れない原因の99%はルールの中身にある。 正しいルールの作り方

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「FXで勝ち続けるにはルールを作ってそれを守ることが大切」

「あらかじめ損切り値を決めてエントリーすれば大損することはない」

「ルールに沿わないエントリーは絶対にするべきではない」

「マーケットでは感情は捨てろ」

「負けが続いたら気分転換し、エントリーを控えましょう」

「ルールを破ったらその日はトレードするな」

これらの文言は、勝っているトレーダーも、負けているトレーダーも耳にタコができるほど見聞きしたことでしょう。

どれも本当にその通りで、トレードの真理とも呼べるほどです。正しいルールを守ることができれば、絶対に勝ちトレーダーになれるといっても過言ではありません。いや本当に。

しかし、ルールを守り続けること自体がいかに難しいかということは、多くのトレーダーがうんざりするほど実感しているはずです。

FXにおけるルールとは、「安定して勝ち続け、リスクを回避するための自分の中の決めごと」のことです。トレードルール、売買ルールと呼ばれます。この記事ではトレードルールと呼びますね。

トレードルールは、テクニカル手法のルールや、経済指標をチェックするといったリスク回避ルールなどが合わさったものであり、それらすべてを守ることで損失を出してしまう可能性をつぶします。

トレードルールを守れない人は必ず資金と時間と精神を消耗します。ちゃんとしたトレードルールはないけど勝ててるよという人も、3年後にはFXを辞めているでしょう。あるいはルールを守るすべを身に着けて勝者になっているかもしれませんね。

FXの明暗を分けるのは、ルールを守れるか、守れないか。それを理解していても、ルールを守り続けることができないのが、FXの難しさです。

この記事は、ルールを守れずに苦しい思いをしたトレーダー(僕)が、ルールを守れる勝ちトレーダーになるまでに、考え、行ったことをすべてまとめたものです。

どうしてもルールを守れず苦しんでいる多くの人の助けになったら幸いです。

ルールが破られる瞬間。人はなぜルールを破るのか

そもそも人間はなぜ、ルールを破るのか。どうしてもルールを守れるようになりたいから、根本的なところまで考えました。

人がルールを破る瞬間には、大きく分けて2種類あります。それは「意図的」なものであるか、そうでないかです。

自ら進んでルールを破る場合もあれば、思いがけず破ってしまう場合もあります。

それぞれどんな理由や場合が考えられるのかも、考えてみましょう。

意図的にルールを破る瞬間

イカサマの画像自らルールを破る人 ルールを破ることに意味があるとき、状況次第で人は自らルールを破る。 image by flickr

すべてのルールは何らかの利益のために設定されます。国家の法律や規則は多くの国民を守るため。スポーツのルールは正当に技量をぶつけ合ったり、怪我を防いだりするため。トレードルールは安定して勝ち、お金を儲けるため。

しかし、そのルールを守ることが自分にとっての最大利益につながらないとき、人は自ら進んでルールを破ります。

ではルールが最大利益につながらないときとは具体的にどんなときでしょうか。

ルールが無意味であるとき

どんな人も、無人の道路で歩行者信号を律儀に守ることはしないでしょう。赤信号を無視していけない理由は事故を防ぐためにありますから、無人の場合、その点では完全に無意味です。

ルールは状況によって無意味になります。守る意味自体が無くなります。

FXの場合で考えると、勝てないテクニカル手法というのがこれにあたります。

勝率が低すぎたり、負けたときのリスクが多きすぎたりする手法はルールになりえません。当たり前ですね。

ルールを破ることで得られる利益を優先するとき

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車を運転する人に質問です。あなたは法定速度を完璧に守っていますか?

答えはおそらく、NOでしょう。違ったらごめんなさい。

法定速度を守ることで得られる利益は、事故の発生率と被害のリスクを抑えること。損失は移動時間が多くかかること、遅すぎるあまり周りのドライバーにクラクションを鳴らされることです。

法定速度を破れば罰則を受けることになりますが、取り締まる警察官もよほどの爆走でなければ動きません。少しだけオーバーすることのリスクは限りなく低いです。

総合してみると、法定速度を破ったときの損益の方が圧倒的に優位そうに思えるので、ほとんどのドライバーは多少なりとも法定速度を無視します。

もっと極端な例でいえば、計画強盗などの計画的犯罪もこれに当てはまります。ルールを破ってもバレない=損失がないと感じれば、利益のために罪を犯す人もいます。

また、サッカーのファールも、「止めなきゃゴールだけどPKなら止めるチャンスもある」という理由で、カードをもらう前提で故意にプレイを止めることもありますね。

FXの場合で考えても同じです。

予期しない突然の値動きを見てエントリーしたり、決済するタイミングを伸ばしたり、逆に即時決済したりするのも、きちんとルールとして決めていないのなら、ルールが機能してないことになります。

重要な経済指標が発表されるので本来の利食いポイントより早く利食いしたり、パターンが出現してもエントリーを見送ったりするリスク回避行動も同じですね。

「こういうときはこうする」ということも含めてルール化できているのなら、この限りではありません。

思いがけずルールを破る瞬間

どんな品行方正な人も、思いがけずルールを破ってしまうときがあります。FXでルールを破ってしまう瞬間の多くがこれらに当てはまります。

ルールを忘れたとき

一度しっかり認識、理解、記憶したルールでも、忘れてしまえば守ることはできません。

時間が経って忘れてしまうこともあれば、別のことに集中しすぎて失念してしまうこともあります。

将棋の有段者ですら、対局に集中しすぎるあまり、二歩(歩兵を同じ列に2枚置いてはいけない)という当たり前のルールを破って失格負けすることもあるくらいです。

FXの場合でいえば、目の前のチャートパターンに集中しすぎて経済指標発表を確認し忘れたり、複数の時間足で確認(環境認識)するのを忘れたりすることがこれに当てはまります。

また、眠すぎるときや酔っぱらっているときにエントリーして、決済することを忘れて寝てしまい、起きたら含み損数何十、何百万円なんてことも起こらないわけではありません。(額は小さいですが自分でもやったことありますし、周囲のトレーダーからもよく失敗談を聞きます)

寝起きマージンコールの画像朝の悲劇 寝起きマージンコールなんて食らってしまったら最後。ルールを守るどころの話ではなくなる。

また、ただ単に押し間違いして無駄にエントリーしたり決済してしまう瞬間も必ずあります。慎重にトレードすることを忘れた結果といえるでしょう。

感情的になったとき

極度に感情的になった人間は、ルールがどうとか倫理とか、将来とか、もうそんなこと関係なく行動します。

不倫、報復、ドーピング、違法薬物など、感情が理性より優位に立ってしまったときに発生する行動がこれにあたります。

悪いことと分かっていてもやってしまうので、意図的という言い方もできそうですが、後で猛烈に反省することになるという点で、大きく異なります。

FXの場合で考えると、いわゆるポジポジ病がこれに当てはまります。

ポジポジ病といってもいろいろな症状がありますが、その根底にあるのはすべて「メンタルのぶれ」です。

前回のトレードを結果が次のエントリーに影響してしまったり、レートが動かないあまり、しびれを切らしてルール外のエントリーをしてしまったり……。

多くの初心者トレーダーはメンタルの影響を受けて無駄なエントリーをしてしまうのです。

ルールが難しすぎるとき

ルールが厳しすぎたり、複雑すぎたりすると守り続けるのは困難になります。

スポーツでいえば競歩やラグビーでは、国際大会のような一流が集まる試合でも、一つの試合中に何十回も反則の笛が吹かれます。

ラグビーの画像ラグビーの反則 ラグビーでは20種類以上の反則がある。試合をしているプレイヤーですら「え? 誰のなんの反則?」となることもある。 image by flickr

FXの場合で考えても、複雑すぎるトレードルールがこれに当てはまります。

勝てる手法を求めるあまりテクニカル手法を複雑にしすぎると、判断ミスが発生しやすく、結果損することになります。複雑な手法を使いこなすためには経験やスキルが必要になります。

手法以外にも、このルールも守ってあのルールも守って、とたくさんルールを設けすぎると、うっかり忘れてしまったり、根気が要り過ぎてつぶれてしまったりしてルールを思いがけず破ってしまいます。

トレードルールなんてそもそも守れるわけがなかった

さてここまでは、人がルールを破ってしまう様々な状況と、それらをFXに当てはめた場合を考えてきました。

上記のような、ルールを破ってしまう要因は重なり合っています。たとえば窃盗という違反行為は、「バレるリスクより物を手に入れられる利益が勝っているように感じる」「どうしても必要という抑えられない感情」などが要因となります。

こうやって考えてみると、法律のようなどれほど強力なルールであろうと、場合によっては破られてしまう瞬間があるということがわかります。

そして、常にルールを破れば何かしらの罰則があるものです。サッカーのファールなら相手ボールになったり退場になったりしますし、法律を違反すれば、最悪の場合、国に命を奪われます。

ルールというものは破られてしまう可能性を視野に入れ、罰則とセットにして初めて成立するのです。

しかし、FXではルール違反を犯しても自分以外の誰にも咎められません。罰則はないに等しいのです。破れば最後には資金を減らすことになりますが、即効性のある罰則にはなりません。

つまりトレードルールは、わかりやすくするためルールといっているだけで厳密には違うのです。

ルールをルール足らしめる罰則がなく、ルールとして破たんしているからそもそも守るのは無理。僕はそう思いました。

無法な画像審判と罰則の不在 FXのトレードルールを守り続けることは、審判がいない試合でフェアプレーを続けることくらい難しい(※画像はイメージです) image by flickr

しかし、「FXで勝ち続けている人は、トレードルールを徹底できている人である」という揺るがない事実があります。これを疑うことはできません。

ルールを守れる人はメンタルが恐ろしく強いのでしょうか? 自分のお金が減っても痛くもかゆくもない聖人なんでしょうか?

答えはNOです。ルール通りトレードし続け、安定して勝ち続けられるようになった今だからこそ、実感を持ってそう言えます。

ルールを守るためには、守り続けられるルールを作れ

結論から言うとルールを守れるかどうかを分けるのは、「自分に合った、守り続けられるトレードルールを持っているかどうか」です。

罰則のないルールを守るためにどうすればいいか、頭を悩ませ続けた僕の結論です。

ルールにおける罰則は、破られてしまうという前提があるから必要になります。

これは逆に言えば、絶対に破られないルールであれば罰則は必要ない、ということにもなります。

絶対に破られないルールなんて一見無理そうですが、FXのトレードルールにおいては限りなくそれに近いルールを作ることができます。

逆転の発想の画像逆転の発想 一見無理そうなことも達成できる。そう、FXならね。

前項の「ルールが破られる瞬間」をすべて潰せば、絶対に破られないルールに限りなく近づけることができるのです。

それが自分に合った、守り続けられるトレードルールです。

さあ前項で書いた、「ルールが破られる瞬間」を思い返してみましょう。

ルールが「意図的に破られる瞬間」の項をざっくりまとめると、「ルールを破る意味が、守る意味よりも強いとき、ルールは破られる」ということになります。

集団の利益を求める法律やスポーツのルールと違って、トレードルールはすべて自分のお金を稼ぎ、守るためにあります。いついかなる時も、自分にとって利益になるものです。

ルールが不十分だと「こっちより今はこうした方がいい」という場合に、ルール外の行動をしてしまいます。「こういう場合は必ずこうする」というルールをしっかり設けることで、ルール通りの行動になるのです。

FXにおいては、しっかりとしたルールを作っていれば、「ルールを破る意味が守る意味より強くなる」という状況は起こりません。

「思いがけずルールを破ってしまう瞬間」の方はどうでしょうか。

感情的になってしまえば、ルールを守り続けることができません。これはFXトレーダーのみなさんならご存じのはずです。

しかし、「感情的になるのを避けるルール」をしっかりと作ると、感情的にならないことが可能なのです。

感情的になったときにルールを守るのが困難なのであって、感情的になる前に「感情的になるのを避けるルール」を守ること自体は何倍も簡単です。

難しすぎたり、複雑すぎたりするルールを守るのは難しいですが、そもそもルールを難くしなければ、これも解決できます。

ルールを忘れてしまって破ってしまう、というのは人間である以上仕方がないことですが、「忘れないようにするルール」を作れば完璧とはいかないまでも、ほぼ解決できます。

「トレードルールに正解はない」とはよく聞きますが、それは人によって得意不得意や性格が異なるため、万人に共通するただ一つの正解はないという意味です。

ですから「自分にとっての正解」というのは存在します。(自分の性格だって多少変わりますから、永久不変ということはありませんが)

この「正解」を言い換えると「自分に合った、守り続けられるトレードルール」となると僕は考えています。ちょっと長いので、守り続けられるルールと呼びますね。

守り続けられるルールを構成する3つのルール

守り続けられるトレードルールを構成するルールには3種類あると僕は考えています。それは手法のルール・ルールを守るためのルール・ルールを変えるためのルールです。

手法のルール

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「スキャルピングでトレードする」

「○○○が○○○したらトレンド転換のサインとみてエントリーする」

「1回のトレードの損益が資金の2%になるようにロット数を調整する」

「ブレイクしたレンジの幅分利益が伸びるか、新しくローソク足が5本完成したら決済する」

「エントリーの時点で損切り設定を行う」

「重要な経済指標がある日はエントリーを避ける」

「トレードはドル円、ユーロドルの2つの相場に絞る」

「アジア時間、欧州時間、NY時間によってルールを変える」

「エントリー前には環境認識できているか確認する」

「ルールに沿わないエントリーはしない」

これらのような、自分のトレード内容に直接関係する要素をルール化したものが手法のルールです。

手法のルールは主に、テクニカル手法のルールリスク回避のルールの2つのルールから成り、他にもとても様々なルールが絡み合うことになります。

手法のルールを増やせば増やすほど、エントリーを厳選することになるので、エントリーの精度をあげることができます。

しかし増えすぎると複雑になり、ミスが生まれたり、エントリーの頻度が極端にさがることで鬱憤がたまったりする原因にもなります。

テクニカル手法のルール

どんな勝率の高いテクニカル手法を使うかはさほど重要ではありません。利率は高いにこしたことはありませんが、続けたときに利益がでるものなら何でもいいのです。

どんなテクニカルが自分に合うかはある程度経験を積まなければわかりません。そして自分に合っているかどうか判断するにはある程度の期間ルール通りトレードを続ける必要があることも覚えておきましょう。

リスク回避のルール

リスク回避はトレードにおいて必須なので、大切だと思うことは多く取り入れるべきでしょう。

リスク回避のルールが十分でないトレードルールは、たとえ守り続けていても資金をマイナスさせる可能性があります。

ルールを守るためのルール

ルールを守るためにも明確なルールが必要です。「気合」「根気」で乗り越えようとするといつか落とし穴にはまります。

ルールを守るためのルールには、メンタル損切りルールルールを破ったときのルールがあります。

メンタル損切りルール

「普段は毎回あいさつしてくれる青年でしたよ。まさかあんな事件を起こすなんて……」

なんてニュースでよく見ますが、それと同じことはトレードでも起こります。

どんな優秀なトレーダーでも、状況が状況なら、耐えきれずルールを破ってしまう可能性はあるということです。

例えば、こんな経験ありませんか?


理不尽な値動きで負けてイライラ

しかも何度か連続して負けて一日の収益がマイナス

そこで絶好のエントリーポイントがやってきて、意気揚々とエントリー

でも損切りラインに触れて自動決済

「まあこういうこともあるよな」と気持ちを落ち着かせようとおもった途端、逆行して、本来なら利食いしているラインまで動く

ルールを守る意味なくね!?


こうなってしまうと、多くのトレーダーは次のエントリーの際に損切りラインを広めにとったり、損切り設定を行わなかったりします。

結果、次のエントリーで負けてしまったときは広げた損切り幅分、余分にマイナスになってしますのです。気分はさらに害されるでしょう。

これは人間である以上仕方のないことです。こうなってもルールを守り続けることはハッキリ言って無理です。

ですから、こうなる前に一度、トレードを止めればいいのです。

メンタルが取り返しのつかないところまで落ち込むまえにトレードを止めるためのルール。それがメンタル損切りルールです。

「勝ち負けで感情の変化を感じたら10分散歩する」

「2連敗したらその日はトレードを辞める」

「4連敗したらトレードを一日休んで原因を考える。原因がわかっていても休む」

など、メンタルがブレてしまう可能性をなるべく早い段階で摘み取るようなルールにするといいでしょう。

釣りの画像趣味を楽しむ 「週一回趣味に出かける」というルールも立派なメンタル損切りルールといえる。 image by flickr

トレーダーとして成長し、ある程度の連敗もへっちゃらなメンタルを身につけられたら、メンタル損切りルールを緩和することを考えてもいいでしょう。それまではガチガチに決め込んだ方が失敗しにくいです。

ルールを破ったときのルール

「完璧なルールを作ったぞ!」と確信し、二度と破らないと誓っても、誘惑に負けたり、ルールを忘れてしまったり、寝落ちしてしまったり、思いがけずルールを破ってしまうことは必ずあります。

感情的でないトレードをするためにルールを作ったのに、ルールを破ったことで落ち込んでしまっては仕方ありません。

破ってしまったときはきっと反省するでしょうが、その後なるべくはやくメンタルの安定を取り戻すためにルールを破ったときのルールを設定しておくのもいいでしょう。

「ルールを破ったらすべてのルールを再読する」

「ルールを破ったことをトレードノートに書く」

きつく自分を戒めるものより、単調なもののほうがあとあと効果を発揮します。

またトレードルール全体として「ミスして破ってしまったとき時に大きな損害をださないルール」であることも必要になります。

ルールを変えるためのルール

ルールを守れないのはルールに問題があるからだと僕は考えています。破られてしまうルールには、破られてしまう理由があるという理屈ですね。

初めから守り続けることができるルールを作れる人は稀です。(あえて“ルールを守り続けることができる人”とは言いません)

またテクニカル手法のルールによっては、守り続けてもマイナスを出してしまう場合もあります。

ルールに問題があれば、そのルールを変える必要があります。

ルールを変えることはある意味でルールを破ることですが、「ルールを変えるためのルール」を作っておけばそれはルール違反とはいいません。

法律の画像法律を改正するための法律 法律には必ず、法律を改正するための法律が存在する。トレードルールでもそれは変わらない。

ただ、ちょくちょくルールを変えてしまえば、結果ルールを破っているのと同じような状況になってしまいますから、ルールを変えるためのルールはしっかり作り込みたいです。

「ルールをきちんと守っても週の利率が10%以上マイナス、または月間の利率が5%以上マイナス、または年間の利率が10%プラス未満ならテクニカル手法を見直す」

「3回同じルールをやぶってしまったらそのルールは削除して別のルールを追加する」

「操作ミスでルールを破ってしまった場合はルール違反にカウントしない」

など、根拠あるルール変更にできるように作り込めば「ルールを変えるためのルール」の完成度は上がり、より意味のあるものになります。


守り続けられるルールと作るコツは、先読みし、あらゆる状況に備えることです。

「例外に備えるルールも必要だ」という先読み「自分なら面倒くさがって続けられなそうだな」という先読み、「スケジュール的に破ってしまう可能性もあるからその時はこうしよう」という先読みです。

先読みにはある程度経験が必要になります。そのときそのときで、「ルールを変えるためのルール」に従ってより精度の高いルール磨き上げていきましょう。

あとはいかにルールを守るか

とにかくひとまずは「今の自分に守り続けられそうなルール」といえるところまでルールを作り込みましょう。

あとはそれをロボットのように守るだけです。といっても僕たちは人間なのでそう簡単にはできませんよね。

僕の経験から、ルールを守る上で役立ったことを書きます。

ルールをきちんと書き出す

これはもうルール化してもいいくらい大事なことです。

自分で決めたルールでも忘れてしまいますし、修正や追加も行うので、絶対にすべて書き出すべきです。

僕の場合はワードソフトで「テクニカル」「リスク回避」「ルールを守るためのルール」「ルールを変えるためのルール」と分けて書いています。

そして、忘れがち、破りがちなルールほどフォントを大きくしています。

そして頭に入り、きちんと守れるようになったらフォントを小さくするようにしています。

完全に無意識に守れるようになっても、消さずにとっておきましょう。これくらいの大きさでいいので

色を付けたりもしましたが、見辛くなるので今は黒文字オンリーです。自分が見やすいようにすればいいでしょう。

目に留まるところに置いておく

書き出しても忘れてしまっては仕方ないので、僕はプリントアウトして壁に張り出しています。ルールの数も多いので4枚になってます。

追加したり、文字の大きさを変えたりしたら再度印刷して貼り付け。面倒くさいので、ルールを変えようとは思わなくなります。

家に家族がいる人は恥ずかしいでしょうから(僕も家族と住んでいるけど)、トレードノートの表紙に挟むとか、必ず毎日見るところに置いておきましょう。

また、スマートフォンやPCの待ち受けに、絶対に守るべきルールをドドーンと書いておくのも結構効果的です。ペイントソフトで簡単に作れるので、絶対ルールを守る!という意気込みがあるならやってみましょう。

ちなみに僕は3日に1度ルールを全部読むことを心がけています。ルール化すると面倒なのでルールにはしていません。破りそうなルールを作らないことも、ルールを守るコツです。

トレードノートをつける

これもルールを守るためのルールとしてルール化必須といってもいいでしょう。

トレードノートをつけるのは特に有効で、自分が犯したルール違反とそれによるマイナスも書き込むことで、ルールを守らないことがどれだけ損なのかを客観的に知るすべにもなります。


出来上がったルールを守る工夫として僕がやっているのはこれくらいです。どこかで読んだことあるような基本的なことしかしていません。

出来上がったルールを守る工夫よりも、守り続けられるルール作りにエネルギーを注ぎましょう。

最後に

長い記事になりましたが、お読みいただきありがとうございました。

何度も言っていますが、ルールを守ることは勝ちトレーダーの必須条件です。

そして、ルールを守れないのは、罰則がないことも含め99%ルール側に原因があります。押し間違えや度忘れは原因のうちの1%未満です。

現状、自信をもって「私はルールを守れている」と断言できないのであれば、今一度自分の手法のルールを見直して、ルールを守るためのルール、ルールを変えるためのルールもちゃんと作りましょう。

まずは自分なりに、「自分に合った、守り続けられるトレード」を作って実践することです。最初からうまくいくわけありませんが、落胆せずトライアンドエラーを繰り返しているうち、ルール作りのコツも身に付き、完璧に近いルールを作ることができます。

ルールを守ることで安定して利益を出すことができるようになれば、身体がそれを覚えてポジティブな気持ちでルールを厳守することができるようになります。

この記事を読んだことで、ルールを守るための第一歩は踏み出せたはずです。そのペースで、何が何でも実施してみてくださいね。