「IFD」「OCO」「IFO」とは?自動化に便利な3つの注文方法をわかりやすく解説!

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こんにちは、FX初心者さんのサポーター松本あずさです!

前回は、FXの最も基礎的な注文方法を以下の記事で紹介しました。

今回はその応用編ですね。FXトレードを自動化していく上で便利な注文方法について解説していきたいと思います。

今回紹介する注文方法は以下の3つです。

  • IFD注文(イフダン注文)
  • OCO注文(オーシーオー注文)
  • IFO(アイエフオー注文)

「何かアルファベットだらけだぞ」と感じるかもしれませんが、仕組み自体はそう難しいことはありません!

これらの手法を使いこなせるようになると、画面に張り付く必要がなくなるので、より有効に自分の時間を使えるようになります。また、トレードがより機械的になるので、メンタルに揺さぶられない、より正確なトレードが行えるようになります。

では、早速ですが、1つ1つの注文方法を見ていきましょう!

IFD注文(イフダン注文)

IFD注文は「If Done」の略で、新規注文とそのポジションの決済注文を同時に指定する注文方法です。

例えば、買い注文をする場合、「現在1ドル100円だが、今後105円なったら買いで入り、110円まで上昇したら売りたい」という時などに使います。

最初に決済まで決めてしまうので、あとは放っておいても指定したとおりに自動で売買してくれます。

IFD注文では、指定できる決済の価格が1つなので、利益確定か損切りかのどちらか一方を決めます。

利益を想定したIFD注文

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勝率が高い局面と判断し、利益を想定したIFD注文を行うとします。

例えば、1ドル105円を超えれば大きな上昇が見込め、その後相場が1ドル110円付近まで上昇すると予想したとします。

1ドル105円になったときに買いでエントリーするよう注文を入れ、同時に1ドル110円で決済するように指定します。

その後、予想通り相場が動き、1ドル105円に達したときに買いの新規注文が成立します。

新規注文が成立した後で、価格が上昇し1ドル110円に達したとき、決済注文が成立して利益が確定します。

IDF注文は、利益を確実に手に入れたい時、高い勝率が見込める時などに有効な注文方法です。

損切りを想定したIFD注文

勝率が低い場合でも、大きな利益になる可能性がある場面はたくさんあります。

そういった場面でも、IFD注文を活用することができます。

予想が外れたときの大きな損失を防ぐためにも、エントリーと同時に損切り位置をあらかじめ決めておくことで、損失を最小限に抑えることができるのです。

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例えば、現在1ドル100円で、今後1ドル105円を超えれば、相場が大きく上昇する可能性があるものの、反発して1ドル100円まで下落する可能性も想定できるとします。

その場合、IFD注文を利用し、1ドル105円になったときに買い、100円で決済という風に指定します。そうすれば、想定がはずれた場合の保険をかけながら、利益を狙うことができます。

ただ、このように注文した場合、決済ポイントは損切りの方にしか置かれていないので、利益確定の決済は自分で行う必要があります。価格が100円まで下落しなければポジションは保有され続けるので、好きなタイミングで決済しましょう。

IFD注文の欠点

IFD注文は、1つのエントリーに対して1つの決済注文を入れる注文方法です。1つのエントリーに対して利益確定と損切りの2つの決済注文を入れることができないので、その点が欠点になります。

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1エントリーに対して1つしか決済を注文できない以上、「利確決済と損切決済のどちらの注文を優先的に入れるか」という問題が必然的に出てきますが、この場合は、なるべく損切決済の方を優先しましょう。

FXでは勝つことよりも負けないことが大切。損切決済に注文を入れるようにしておけば、エントリーが成立した後で相場が思わぬ方向に進んでしまった場合でも、最悪の事態は避けられます。

OCO注文(オーシーオー注文)

OCO注文とは、「One Cancels the Other」の略で、持っているポジションに対し利確と損切りの2つの決済注文を入れ、片方の注文が成立すると、もう一方の注文がキャンセルされる注文方法です。

OCO注文はエントリー時にも使えますが、その特性上、決済注文に使われることが多いですね。

では、詳しく見ていきましょう。

エントリーしてすぐに使うOCO注文

OCO注文をかけるタイミングとしては、エントリー直後にすることが多いです。

エントリー時では利益になるか損失になるかわからない時にも使うことができます。

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例えば、ドル円相場で現在価格1ドル105円のとき、買いでエントリーしたとします。OCO注文を利用し、1ドル100円になったときに利益確定されるパターンと、1ドル110円になったら損切される2つのパターンを指定して注文します。

その後、価格が1ドル110円に達すれば、決済注文が成立し利益確定します。すると、OCO注文の仕組みで、指定してあった1ドル100円での損切り注文がキャンセルされます。

トレード中に画面から離れる場合でもOCO注文をすれば決済を自動で行ってくれるので安心ですね。

含み益を確保するOCO注文

既にポジションを持っていて、含み益がある場合でもOCO注文は役立ちます。

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例えば、1ドル100円のときに買いで新規注文をしたポジションが、現在1ドル105円になり、含み益となっているとします。

ここでOCO注文を利用し、1ドル110円になったら利益確定、1ドル102円まで下落したら損切りと2パターンを行えば、どちらに転んでも利益を得ることができます。

言い方を変えれば、確実に利益を確保し、さらに利益を伸ばすことも可能だということです。

ちなみに、私はこの注文方法をよく使います。含み益になったときは、やはり利益を確保しておきたいですからね!

一気に複数のポジションを保有する場合も、エントリー時に決済も設定しておけば半自動でトレードが行われるので、ポジションの管理がとっても楽になります。

IFO注文(アイエフオー注文)

IFO注文は、IFD注文とOCO注文を合わせた注文方法です。IFDOCO注文(イフダンオーシーオー注文)と呼ばれる場合もあります。

IFO注文は、新規の注文を入れると同時に、決済時の利益確定値、損切り値が設定できるため、ずっと相場に張り付いている必要はなく、ほぼ自動と言っても過言ではありません。ある意味最強の注文方法であると言えます。

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例えば、現在の価格が1ドル100円で、1ドル105円になったら買い注文でポジションを保有し、1ドル110円まで上昇すれば利益確定、逆に下降してしまった場合は、1ドル102円で損切りをしたいとします。

その場合は、1ドル105円で買いエントリー、1ドル110円になったら利益確定、102円になったら損切りをするようにIFO注文を行います。

注文後、価格が1ドル105円に達すればIFO注文が執行され、エントリー。ポジションが保有されます。

その後、相場が上昇し、1ドル110円を突破して利益確定されれば、同時に1ドル102円の損切り決済分の注文がキャンセルされます。

色々な処理がなされていますが、トレーダーが行ったのは最初の1回の注文だけ。IFO注文では、上記のようにトレードの一連の流れをセットすることができるので、ほとんど自動でトレードができます。

これなら、会社勤めの人でも、朝の通勤中にIFO注文を入れればあとは放ったらかして仕事に集中できますね!

まとめ

今回はトレードの自動化に使える

この記事で紹介した注文方法をマスターすると半自動売買が可能になります。

最初にエントリー価格と決済価格を決める作業だけを行えば、あと自分の思い通りに損益を確定することができるのです。

  • IFD注文とは、新規注文の価格と、そのポジションの決済価格を指定することができる注文方法
  • OCO注文とは、1つのポジションに対して2つの決済注文を指定することができ、どちらかが約定すれば、約定しなかった注文は取り消される注文方法
  • IFO注文とは、IFD注文とOCO注文を合わせたもの。新規注文の価格と利益確定注文と損切り注文を同時に指定することができる注文方法

やはりIFO注文は最強ですね。これを使いこなせるようになれば「誰でも少ない時間でトレードできる」というFXの強みを最大限まで活かすことができます。

また、あらかじめ決済価格を設定するため「もうちょっと、お願い、粘って!」みたいな神頼みトレードがなくなり、メンタルも安定します。

しかし、これらの注文方法は、自分でエントリーする価格と決済する価格を決める必要があるため、全自動とは言えません。

当たり前な話なのですが、自分で考え、自分の判断で注文を入れる必要があります。

そう考えると、FX初心者にとっては、この注文方法を覚えることよりも、エントリーや決済のタイミングを決められるよう知識を取り入れたり、相場観を養ったりすることが大きな課題になりますね。

しっかりとしたテクニカル分析のスキルを身に付けつつ、この記事で紹介した3つの注文方法と組わせて、トレードの効率化を目指していきましょう!