【FX用語】テクニカル指標(インジケーター)とは?

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テクニカル指標(インジケーター)とは?

テクニカル指標とは、テクニカル分析によってトレードする際の目印となるものです。英語ではインジケーター(Indicator)といいます。

今後の相場の動きを予測しやすくするためにチャート上に表示させるグラフ、といえばわかりやすいでしょうか。

テクニカル分析によく使われる「移動平均線」や「ボリンジャーバンド」「RCI」などがその代表格ですね。

主なインジケーター

インジケーターにはさまざまな種類があります。ここでは代表的なインジケーターをいくつか紹介していきます。

1. 移動平均線

最もポピュラーなトレンド系インジケーターです。初心者でも比較的分析に使いやすく、チャート上の重要な局面で機能しやすいため、初級トレーダーから上級トレーダーまで幅広く人気があります。

他のインジケーターと干渉しにくいため、これと他のものを組み合わせて使うトレーダーも多いですね。

移動平均線は、一定期間の終値を繋ぎ合わせてその平均値を出すことで生成されます。一度に複数本表示できるので、期間の短い平均線(短期線)と長い平均線(長期線)の間隔や交わり方などからチャートの見通しを立てることができます。

移動平均線移動平均線 青、赤、緑の順に25、50、70期間の平均線が表示されている。複数の平均線が平行になっていれば強いトレンドが発生していることを示す。

英語で「Moving Average」。略して「MA」などと呼ばれることもあります。

2. MACD(エムエーシーディー/マックディー)

MACDは「Moving Average Convergence Divergence」の略で、日本語に訳すと「移動平均収束拡散法」と言います。移動平均線を改良したトレンド系インジケーターです。

macdMACD 2本の線が交差したタイミングと売買のタイミングが合っていることに注目。もちろん必ずこの通りになるとは限らない。

MACDを表示させると、チャートの下に2本の線が表示されます。動きが活発な方がMACD、緩慢な方はシグナルラインです。この2つの線が交わる(ゴールデンクロスやデッドクロス)が起こるとトレンドが発生することが多いので、売買のポイントになります。

3. ボリンジャーバンド

現在の値動きから考え得る値動きの幅を示してくれるトレンド系インジケーターです。3本の線(移動平均線と上下2本の線)で構成されています。

ボリジャーバンドボリンジャーバンド バンド内を行ったり来たり。ただし、強いトレンドの時にはバンドを突き抜けるので注意。

移動平均線が上下どちらかの線に触れるとトレンド転換が起こりやすいので、「上のバンドにタッチしたら売りで入り、下のバンドに触れたら決済」などといった戦略を立てることができます。

4. RSI(アールエスアイ)

相場の加熱具合を現すオシレータ系インジケーターです。過去の為替レートの平均から相場の「買われ具合」「売られ具合」をパーセンテージとグラフで視覚的に表してくれます。

RSIRSI 紫の帯は30%から70%まで範囲を表している。

一般的に、値が70%を超えていると「買われすぎ」逆に30%を下回っていると「売られすぎ」となるので、「トレンドが転換するまでポジションを持つのを控えよう」「ポジションを早めに決済しよう」などといったトレードの判断材料に使うことができます。

RSIは「Relative Strengh Index」の略で、日本語に直すと「相対力指数」となります。

5. ストキャスティクス

RSIと並ぶ有名なオシレーター系インジケーターです。「%K」「%D」と呼ばれる2本の曲線を用いて売買のタイミングを計るために使われます。

ストキャスティクスストキャスティクス ストキャスティクスは20%~80%で使う場合が多い。

基本的にRSIと同じく「買われ具合」「売られ具合」を見る指標ですが、2本の曲線の交わりを売買のポイントとすることでより正確にトレンドのタイミングをつかむことができます。

よりエントリーポイントを選別し勝率を高めたい場合は、上記2本の線に「%SD(%Dの3期間移動平均)」を絡めるといいでしょう。売買サインが出る回数は減りますがダマシに合う確率を減らすことができます。

%SDを表示したストキャスティクス%SDを表示したストキャスティクス

トレンド系とオシレーター系

インジケーターには様々な種類がありますが、大きく分けるとトレンド系オシレーター系の2種類になります。

トレンド系インジケーター

トレンド系インジケーターは、現在トレンドが発生しているのか否か、発生しているとしたら上昇と下降のどちらなのか、どれくらいの強さのトレンドなのかということを判断するのに役立ちます。順張り派トレーダー向けのインジケーターですね。

主なトレンド系インジケーター

  • 移動平均線
  • MACD
  • ボリンジャーバンド
  • 一目均衡表
  • DMI

オシレーター系インジケーター

オシレーターとは「振り子」のことです。オシレーター系インジケーターは、価格の絶対的な水準とは関係なく、相場の「買われ具合」「売られ具合」を示してくれます。

相場が「買われすぎ」や「売られすぎ」になるとトレンド転換が起こる可能性が高くなるので、逆張りのエントリーがしやすくなったり、ポジションを決済するタイミングを計る際に役立ちます。

ただし、強いトレンドが発生しているときは、そもそも「買われ過ぎ」や「売られ過ぎ」が続いている状態ですので、オシレーター系インジケーターはうまく機能しません。

主なオシレーター系インジケーター

  • RSI
  • ストキャスティクス
  • ウィリアムズ%R
  • RCI
  • CMO