FXの4大リスク!これを押さえればトレードは始められる!

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こんにちは、FX SQUARE編集長の星野です。

私はいつもスマートフォンでトレードしているのですが、昔からの不器用さが災いして、誤タッチをして意図せぬエントリーや決済をしてしまうことがあります。

どんなに丁寧な操作を心がけている方でも、スマートフォンやPCなどの機械を使ってトレードする以上、私のようなミスをしてしまうことがまったくないとは言い切れませんよね。

それに、たとえ一切ミスをしなかったとしても、取引中に電波障害などがあれば狙ったポイントで決済が行えなくなる可能性があります。

つまりそういう意味では、私たちは電子機器でFXのトレードを行うことに対して、常にある程度のリスクを負っているのです。

他にも、FXにまつわるリスクにはいろいろなものがあります。たとえば、エントリーした後に相場が急変動して思わぬ損失を負ってしまうリスクや、レバレッジを効かせてたくさんのお金を動かした時に負けて資金をごっそりと減らしてしまうリスク、お金を預けたFX業者が倒産してしまい返金してもらえないリスクだってあります。

そのように考えると、「FXってリスクばっかりじゃん」と思えてしまうかもしれませんが、そもそも投資にリスクはつきものです。同じ金融商品である株式投資にだって似たようなリスクはあります。リスクが一切ない投資など存在しないと考えた方がいいでしょう。

大切なのは、リスクのない金融商品を探し求め続けることではなく、投資にはリスクがつきものだということを受け止めきちんと対策していくことです。

この記事ではFXの主な4つのリスクとその対策方法について解説しています。

FXをまだ経験したことない人はFXにどんなリスクがあるかを知るために。既にトレードをしている人はFXの最も基礎的なリスクを再確認するために。是非ご一読ください。

FXの4大リスク

トレーダーの性格やトレード方法などによって背負うリスクの数は変わってきますが、FXをする以上、どんな人でも以下の4つのリスクは必ず背負うことになります。

  1. 為替変動リスク
  2. 電子取引リスク
  3. 流動性リスク
  4. 信用リスク

それぞれのリスクについて見ていきましょう。

1. 為替変動リスク

為替レートとチャート

FXは元本や収益が保証された取引ではありません。市場の値動きによって、儲かったり損をしたりします。エントリーをした後に相場が自分の予想と反した動きをすれば、損失を被ることになります。

特に、資金を大きく投じ、なおかつレバレッジを大きく設定している場合には、たった1円相場が動くだけで数万、数十万といった損失になってしまいます。

相場の流れを完全に読むことは不可能です。意図せぬ方向に相場が動く可能性を消しきれない以上、私たちは為替変動に対して常にある程度のリスクを負っていると言えます。

対策

為替変動リスクを対策する方法にはいろいろなものがありますが、一般的なのは一度の取引の額を大きくしすぎないこと損切注文をしっかり行うことの2つでしょう。

たとえば、一度の取引で資金の2割3割といった額を動かしてしまうと、数回連敗しただけで時に資金がすぐ底をついてしまいます。

また、損切注文をしっかりと入れておかないと、予期せぬタイミングで自分の意図しない方向に相場が大きく動いたときに、大きなマイナスをくらうことになります。

一度の取引額は小さく押さえ、予期せぬ事態への対策として損切注文を必ず入れる。あとは、相場が急変しそうなタイミング(経済指標の発表間際など)ではエントリーしないようにする。こういったことを徹底するだけでも、為替変動リスクを軽減させることができます。

2. 電子取引リスク

サーバーコンピュータ image by flickr

FXはインターネット回線を通じて自分のPCやスマートフォンから取引する場合がほとんどです。

そのため、インターネット回線障害や電波障害、あるいはFX業者のサーバーのトラブルなどが起きると取引が滞って決済が完了せず、利益を逃したり損失が広がったりといったことが起きてしまいます。

また、私がこの記事の冒頭で書いたような操作ミスによる誤注文なども、電子取引リスクと呼べるでしょう。

対策

これも「1. 為替変動リスク」と同様、常に損切注文を入れて損失の幅を予め定めておくことで最悪の事態は回避することができます。

他に自分でできる対策としては、電波が不安定な場所でのスマートフォンによる取引や、停電の恐れがあるような雷雨時の取引を行わないように徹底することです。

また、FX業者のサーバーのシステムダウンをリスクを回避するために、安全性の高いFX業者を選ぶことも必要になります。

誤注文に対するリスクについては、やっぱり気を付けるのが一番です。眠いときや飲酒時など集中力が低いときに取引するのは避けた方が賢明です。いざ誤注文してしまった時は、事後対策として、いくら損失が出ていようとすぐに決済することを心がけるといいでしょう。

3. 流動性リスク

どこかの国の通貨

FXにおける流動性とは、「買いたい時にちゃんと買えるか」「売りたい時にちゃんと売れるか」という、取引の円滑さを指す言葉です。つまり流動性リスクとは、何らかの要因によって取引に滞りが生じてしまい、思わぬ損失を負ってしまうことを指します。

通貨の流動性が下がる要因として挙げられるのは、政治・経済的な事件や、戦争、テロ、天災などです。これらが起きると、通貨の流動性が著しく下がるので流動性リスクが高まります。

通貨は一般的にメジャー通貨(米ドル、ユーロ、日本円、英ポンドなど)とマイナー通貨(豪ドル、NZドル、南アフリカランド、韓国ウォン)に分けられます。

メジャー通貨はもともと取引量が多いので市場の流動性が下がっても取引することができますが、マイナー通貨は取引量が少ないので、市場の流動性が下がると取引できなくなってしまう事態が発生します。

対策

基本的には、メジャー通貨だけを取引していれば流動性リスクは軽減できます。

ただ、メジャー通貨を取引する場合でも国際ニュースになるような大きな事件があった後などは値動きが荒くなり、取引したい水準でうまくできないことがあります。相場が急変しているときなどは下手に手を出さない方がいいでしょう。

マイナー通貨ついては、「マイナー通貨=リスクが高い」ということをまず理解し、それでもという場合にのみ取引するようにしましょう。ただ、基本的に取り扱いが難しいので、初心者は手を出さないのが吉です。

4. 信用リスク

握手

取引業者の財務状況の悪化や倒産などによって取引ができなくなるリスクです。

FXが誕生したのは1998年ですが、当時は今に比べて業者側に課されるルールが甘く、倒産のリスクを抱えた脆弱なFX業者が多く存在していました。

2005年に「改正金融先物取引法」の施工によってそのようなキケンなFX業者は数を減らしましたが、いずれにせよFX業者は銀行などと比べるとまだまだ財務上の基盤が弱いため、倒産に関するリスクは考慮しておかなければいけません

また、中には倒産リスク以前の問題として、詐欺まがいのことを行っている(もしくは詐欺を行おうと目論んでいる)悪徳業者や、顧客から集めた資金の管理方法がずさんなFX業者もあります。このような業者が、倒産したことを理由に顧客に資金を返還することを拒否したケースも過去に幾度かありました。

対策

FX業者が倒産したり、破産したりした場合の損失を回避するためには、皆さんが預け入れた証拠金がどのように管理されているかを確認することが重要です。

2010年に、金融庁により顧客の資産をFX業者の資産と別に管理して顧客の資産を保全を図る「全額信託保全」が義務化されました。

これにより、FX業者はカバー先の金融機関に支払う資金も自社で用意しなければいけなくなり、資金力を持たない弱小業者の多くが淘汰され、証拠金保護に関するリスクが大きく低下しました。

ただ、資金力の業者の中にも不正を働いて顧客の資金を吸い取るようなことをしている業者も少なからず存在するので、業者選びを慎重に行わなければいけないことは依然として変わりません。

証券会社系列や商社系列の業者は、バックに資本力が大きい親会社が控えているケースが多いので、比較的安全度が高いと言えるでしょう。

まとめ

今回はFXをする上で生じる主なリスクを4つまとめてきました。

もちろん、この記事で挙げた4つは、数あるリスクの代表的なものに過ぎません。他にも細かなものを挙げていけばたくさんのリスクが挙げられるでしょう。

しかし、冒頭でも書いた通りリスクが伴うのは投資であれば当然のこと。株だって、不動産だって、債券だって、無数のリスクが存在するのです。

貯蓄型の金融商品であればたしかにリスクは小さくなりますが、その分、得られる金額も小さくなります。しっかりとした稼ぎを得たいのであれば、ある程度のリスクは背負わなければいけません。リスクとリターンは常に共にあるのです。

しかし、リスクはきちんと知識を身に着け対策していけば軽減することができます。ゼロにすることはできなくとも、それにほど近い状態に持っていくことは可能なのです。