FXのメリットとデメリットが一目瞭然! 簡潔にまとめてみた!

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こんにちは、FX SQUARE編集長の星野です。

今回は、FXに興味があるけどまだやったことがないという方に向けて、FXのメリットとデメリットについてまとめてみようと思います。

FXに関する理解を深めるため、ぜひ参考にしてみてください。

FXのメリット

外貨預金や外貨建てMMF、バイナリーオプションなど、外貨をベースとした金融商品はたくさんありますが、FXはその中でも特に人気が高いものとして知られています。

なぜ、人気が高いのか?

それは、FXに他の金融商品にない以下のようなメリットがあるからです。

1. 少ない資金で始められる

FXのメリットを語る上で欠かせないのがこれ、少ない資金で始められることです。FXでは自分の資金を担保(証拠金)とすることで大きな額を動かせるレバレッジという仕組みがあります。これを上手く利用すれば、少ない資金で大きなお金を動かし、効率よく利益を上げていくことができます。

具体的にどれだけのお金を動かせるのかというと、国内業者の場合は最大で25倍です。本来であれば250万円ないとできないような大きな取引が、10万円の資金さえあれば可能であるということです。

株式取引にもレバレッジはありますが、株式取引の場合は3倍が限界なので、FXがいかに「少ない資金で」に特化しているかがわかりますね。

もちろん、高い額を扱うということはその分リスクも高まることになりますが、レバレッジに関するリスクはトレードの仕方次第でいくらでも軽減することができます。

2. 24時間いつでも取引できる

株式投資の場合、取引ができるのは市場が開いている平日9〜15時のあいだだけです。一応、あらかじめ注文を入れておくこともできますが、日中働いているサラリーマンの方だと、なかなかリアルタイムで取引を行うことができません。

しかしFXは平日24時間市場がオープンしているので、いつでも好きな時にトレードをすることができます。

しかもFXの市場が一番活発になるのは、ロンドン市場・ニューヨーク市場がオープンしている夕方から深夜にかけての時間帯。

この時間帯は為替レートが大きく動くので、日中のトレードを全て切り捨ててこの時間帯に集中してトレードをするだけでも十分に稼ぐことができます。

3. 相場が下がっても稼げる

FXは買いと売りのどちらからでも取引を始めることができます。基本的に買いでの取引が主となる株式投資に比べると、自由度の高い投資ができるということです。

(売りってどういうこと、という方は以下の記事を参考にしてみてください)

また、株式投資は急激な価格変動が起きると利益が上げにくくなってしまいますが、FXは逆にそういった大きな価格変動を利用して利益を上げることができます。相場が上がると持ったら買い、下がると思ったら売りで取引が始められるので、自分の相場見通しに従って自由に取引することができます。

4. やめたい時にやめられる

株式投資にはストップ高ストップ安というものがあります。これは、株価の異常な暴騰や暴落を防ぐために、各取引所が1日に取引できる株価の上下の幅に制限をかけるというものです。値幅制限とも言われます。

株式投資の場合、何かニュースがあった銘柄は多く取引されるので、すぐにストップ高やストップ安に達し、売り買いがしたくてもできない状態に陥ってしまうことがあります。つまり、含み損を抱えてストップ高・ストップ安を迎えてしまった場合、取引ができるようになるまで不安な思いをしなければいけないということです。

その点、FXは取引所を介さない取引なので、ストップ高・ストップ安というものが存在せず、どんな時でも取引が可能です。2001年9月に同時多発テロが起きた時でさえ、値動きは激しくなりましたが、取引ができなくなるようなことはありませんでした。

5. 手数料が安い

FX未経験の人にとって手数料が安いというメリットは地味に感じるかもしれませんが、長く取引を続けていくとありがたみがわかるようになります。

外貨系のメジャーな金融商品である外貨預金は、手数料が高額です。しかも外貨預金の場合は、円をドルなどの外貨に変える際に手数料が発生し、解約して円として下ろす時にも、また手数料を取られてしまいます。

その点、FXは取引にかかる手数料が基本的に無料です。稀に有料のFX業者もありますが、その額は外貨預金にかかる手数料のせいぜい1/10程度でしょう。

なぜ、FXがここまで手数料を低くすることができるのかというと、その答えはスプレッドと呼ばれる買値と売値の値幅にあります。スプレッドについては以下の記事でまとめているので、より詳しく知りたいという方は参考にしてみてください。

6. スワップ金利で長期的な投資もできる

日本はほぼ金利がゼロに等しい国です。そのため、いくら銀行に預けていてもお金はほぼ増えません。しかし、世の中には金利がとても高い国があります。FXでは、日本のような低金利の国の通貨で高金利の通貨を買うとスワップ金利というものが得られ、継続的に利益を得ることができます。

たとえば、日本円の金利が0.1で、ニュージーランドドルの金利が3.0%だったとします。このように金利差が大きい通貨ペアで「買い」をすると、そのポジションを保有している限り3.0%-0.1%=2.9%(年)の金利を受け取り続けることができます。

通貨ペアによってはスワップ金利が上の例よりさらに高いものもあり、1万通貨を保有するだけで毎日100円近いスワップ金利を受け取ることができる通貨ペアもあります。

FXのデメリット

さて、FXのメリットの説明が一通り終わったところで、今度はFXのデメリットを見ていきましょう。FX未経験の方にとっては、どちらかというとこちらの方が気になるかもしれませんね。

実際、金融商品を選ぶ時に重要になるのはメリットよりデメリットです。投資は資金を減らさないことが何より大切なので、その金融商品にどんなデメリットがあるかは始める前にちゃんと知っておく必要があります。

1. さまざまなリスクがある

FXのデメリットは主に「リスク」という言葉に収束します。FXに限らず、株式投資や不動産投資などもそうですが、投資にはリスクがつきものです。

さて、FXにはどのようなリスクが伴うかというと、代表的なものは以下のようなものになります。

  • 為替変動リスク
  • 電子取引リスク
  • 流動性リスク
  • 信用リスク

為替変動リスク

為替相場は常に変動しています。自分がエントリーした後に相場が思わぬ方向に進めば、損失を被ることになります。

電子取引リスク

基本的にFXはインターネットを使って取引します。つまり、電波障害が生じたり、デバイスの電池が切れてしまったり、誤操作をしてしまった場合などに、思わぬ損失が生まれる可能性があります。また、利用しているFX業者のサーバーにトラブルが生じた場合などにも、同じように損失が生まれる可能性があります。

流動性リスク

為替取引は取り扱うそれぞれの通貨に需要と供給があるからこそ成り立つものです。つまり、自分がある通貨を買いたいと思った時に誰もその通貨を売っている人がいなければ、そもそも通貨を買うことができません(逆もまた然りです)。

米ドルやユーロ、日本円といった流動性の高いメジャー通貨を取り扱う場合はなかなかこのような事態は起こりませんが、たとえばニュージーランドドル、南アフリカランド、韓国ウォンといった流動性の低いマイナー通貨を取り扱っていると、稀にこのような事態に陥ることがあります。

信用リスク

取引業者の財務状況の悪化や倒産などによって取引ができなくなるリスクです。過去には、倒産を理由にFX業者が顧客への資金の返還を拒否した例もありました。

今では「全額信託保全」という制度が敷かれたためにこのようなことは起こりにくくなりましたが、まったくのゼロになったわけではありません。


投資にはリスクがつきものです。しかし、だからといって何も対策せずに野放しにしておくのは危険を自ら受け入れているようなものです。リスクはきちんと原因を知り然るべき対策をとれば軽減することができます。

上記4リスクについては以下の記事で詳しくまとめています。興味がある方は参考にしてみてください。

2. 中毒性がある

FXは、よくも悪くも中毒性があります。

仕事をしている途中にチャートのことが気になったり、負けた後に損失を取り戻そうとずるずるトレードを繰り返してしまったり……。これらはFXを始めれば誰もが経験することです。

気が散りやすい方や、熱中してその他のことがおろそかになりやすい方にとっては、この中毒性はデメリットになるかもしれませんね。

あまりにトレードに集中しすぎて、家族や仕事へ向ける気持ちがおろそかならないよう気を付けましょう。

3. メンタルに負荷がかかりやすい

トレードの負けはメンタルに負荷をかけます。金額にして数万、数十万という負けを喫してしまった時には、食事も喉を通らないということもあるでしょう。

もちろん、数万、数十万という負けを経験したくないなら、掛け金を大きくしすぎなければいいのですが、いくら掛け金を小さくしても負けを完全になくすことはできません。そのためトレーダーには、負けの後に生じるメンタルを処理する能力が求められます。

まとめ

今回はFXのメリット・デメリットに関してまとめてきました。

全体でみるとメリットの方が数的には多くなりましたが、それぞれのリスクを1つの項目と数えるなら、「メリットの方が多い」という風に一概に言い切ることはできないでしょう。今回まとめたリスクは代表的なものです。もっと細かなものに目を向ければリスクと言えるものは他にもたくさんあります。

しかし、リスクをデメリットと考え、デメリットが多いから危険、という風に考えてしまうと、FXに限らずありとあらゆる金融商品に手を出すことが難しくなります。なぜなら今回挙げたようなリスクは、株式投資にも先物など他の金融商品の場合にも言えるからです。

勝てるトレーダーになるためには、さまざまなリスクとうまく付き合っていけるようになる必要があります。そう考えると、デメリットとして挙げた他の2つ、「中毒性」や「メンタルの負荷」も、うまく対処できる方にとってはデメリットとは言えないかもしれません。

トレードを始める前、もしくは始めて間もない頃は、今回挙げたようなデメリットが少なからず重圧になることでしょう。しかし、プラマイゼロでも市場に長く残り続けることができれば、重圧は徐々に緩和され、メリットが際立つようになるでしょう。

大切なのは大きく勝つことではなく大きく負けないこと。市場で生き残り、日々のトレードの中で学び・経験し、時間をかけてきちんと勝てる技術を養っていくことなのです。