【FX用語】トレンドイズフレンドの意味は?

trend-is-friend

トレンドイズフレンドは、アメリカの投資家ジョージ・ソロスの言葉で、簡単に言うと「トレンドに従え、トレンドに逆らうな」という意味を持つものです。

FXでは、感情が介入するトレードでは稼げないと言われています。こう言われる理由にはさまざまなものがありますが、一貫して言われるのは損大利小のトレードになりがち、ということです。

日本人は「逆張り」がとても好きだと言われています。どういうことかと言うと、日本人は、トレンド相場が長く続いたときに「そろそろ反転するのでは?」と感じ少ない利益で決済してしまったり、逆張りを始めてしまったりしがちということです。

相場の7割は「レンジ相場」であると言われているため、このような「値ごろ感の逆張りトレード」を行うのは理に適っているともいえるのですが、トレードが感覚的なものになりやすく、一貫性が損なわれてしまうので、安定した利益を得にくくなります。

それに、もしレンジがブレイクしてしまいトレンド相場が始まってしまえば、逆張りをしていた場合、大きな損を被ってしまうことになります。早いうちに損切できればいいですが、もし損切のタイミングを逃してしまえば、レンジ相場の中で細かく売り買いをして稼いだ額を一瞬で無に帰してしまうことにもなるでしょう。

レンジ相場でうまく利益を上げていくのは上級者でも難しい

FXについて書かれた本などを見ていると「レンジ相場の上端で売って下端で買う」という手法が(さも簡単であるように)紹介されていますが、初心者の人がこれを実践しても安定して稼ぐことは難しいと思います。

FXはとにもかくにもトレンドを追いかける形でトレードしていった方が利益を得やすいです。レンジ相場でポジションを持つにしても、上位足で相場が上昇と下降のどちらに寄っているかを確認して、それを追いかける形で取引していった方がいいでしょう。

レンジ相場でうまく利益を上げていくのがトレンド相場で利益を上げていくのに比べ難しいことは、上級トレーダーであれば誰もが理解していると思います。

「相場はレンジ7割トレンド3割」と言われるので、レンジ相場も稼ぎの視野に入れた方が確かに利益を得るチャンスは多くなり、そこで上手く利益を得ることができれば稼ぎの速度も上がります。ただ、FXは早く稼げばいいというものではないですし、チャンスが増えたからといってそこで得られる利益が起こりうる損失に対し小さければ(先ほどのトレンドに対し逆張りを取ってしまった話のように)、損大利小になり、結果的に資金が減りやすくなります。

トレードの経験を積み、実力が伴ってくればレンジ相場で稼いでいくことも可能ですが、可能なだけであって難易度が低いのはトレンドに乗るトレードの方でしょう。

まさにトレンドイズフレンド。

ジョージ・ソロスとは?

ジョージソロスの画像ジョージ・ソロス image by Broomberg

アメリカの投機家および慈善家。

世界最大級のファンド「ソロス・ファンド・マネジメント」のリーダーで、ブルームバーグの億万長者ランキングによれば2015年9月の時点で世界で24番目に裕福な個人とされる。

ソロスはファンドという言葉が確立していなかった頃からファンドを立ち上げ投資家のとしてのキャリアを開始、その後1973年からの10年間だけで4,200%のリターンを出した。

その後現在に至るまでの40年の間、平均して年間20%のリターンをもたらして来た。1973年から2013年までに同ファンドが生み出した利益は400億ドルにも及ぶという。

他にも、ソロスの手腕を象徴する出来事として、1992年のイギリス政府の為替介入に対抗したポンドの大量空売りを行ったことは非常に有名である。ソロス率いるファンドはこの一軒で10億~20億の利益を出し、ソロス自身は「イングランド銀行を潰した男」の異名を得ることとなった。